術後の入院生活〜くも膜下出血〜

術後数日は絶対安静

無事に開頭手術を終え、一安心しましたが

ここから暫くは、術後の経過を診ながら絶対安静の時間が続きます。

特に2週間は、再出血、感染症、脳血管の収縮による脳血管攣縮(れんしゅく)

水頭症などの可能性もあるので注意が必要だそうです。

 

意識状態の確認

ちょっとの体調変化が、今後の人生を左右するという危険な時期。

何かあっては困るので、ほんの2〜3時間おきに「意識確認」とでも言うのかな?

看護師さんが来て様々なチェックをしてくれます。

「名前は?生年月日は?ここはどこかわかりますか?」

私は、「〇〇です。〇〇生まれ、〇〇病院です」と答えます。(入院中これを何度言ったことか)

 

そして、血圧と体温を測り、そのあと手足がグーパーグーパーと動くか確認します。

(舌をベーっと出した記憶も・・・。)

今度は目の前にボールペンが行ったり来たりします。

このペンの動きを目で追ってくださいね〜。見えますか?

これがね、大した検査じゃない??って思うけど

実は、とても大切で、しかも目を動かすってかなり苦痛な動きで、痛かったんです。

手術をした時に頭蓋骨を切ったので、その影響は顔の筋肉とかにも痛みが現れるそうです。

 

痛み止め下さい!

頭の痛みと闘いながら、痛み止めでなんとか耐えている状態。

ようやく薬が効いてきて、少し落ち着いて眠れば時間もワープできる!

そう思っていると、またこの検査で起こされる。

 

「せっかく痛み忘れて寝ているのに、なんで起こすの!」って思ったことも正直あります。

起こされれば、また激痛との闘い。

「耐えられません、痛み止め下さい。」何度看護師さんを呼んだことか。

でもあっさり

「ごめんなさいね、この薬は強いので、1日3回までしか飲めないの。

今飲んじゃうと、これから1日大変なので、もう少し時間あけましょうね。我慢してね」

こんなやり取りが1日に何度となく行われました。

 

でも、この細いケアが、言語障害や体の麻痺、または合併症を引き起こす前触れなど

いち早く見つけるための大切な確認であったことはわかっていました。

それでも痛い。だから長い時間寝かせて!早く時間進め!って思いました。

 

相変わらず、検査器具やチューブだらけの身体は、ほとんど身動きできず

右側を開頭しているので、ずっと左側を向いて何日も過ごしました。

寝返りが出来ないのって、本当にツラかったです。

 

環境は快適

ただ、本当にベットは快適で、ふわふわな布団と枕。これには救われました。

ICUのベッドは、高くてね。先生方が処置する時に腰を曲げなくてもいい高さ。

お見舞いに来てくれた方とも同じ視線になれる高さでした。

 

そして、私が入院した病院は、なんとも良い「気」を感じました。

気持ち的にそういうの大事です!安心感、清潔感、もちろん技術や設備も大切だけど

それに加えて先生や看護師さんが優しかった。

変な言い方だけど、「オーディションしたの??」ってくらい(笑)

本当に笑顔が素敵な方ばかりでした。

それだけで患者は癒されます。安心します。心を委ねることができる病院っていいですよね。

 

前向きな主人公気分

こんな入院生活がまだしばらく続きます。

検査検査の毎日。髄液に混ざった血液が、キレイな透明になるまでが目安かな。

頭から出ている管が抜かれないと次には進めませんよね。

それに、このグルグル巻きの包帯。早く取りたい。その日を願う日々でした。

 

頭から管って・・・。頭蓋骨外したって・・・。なにこれ?

ドラマのシーンを見ているような、救急病院24時的な番組かこれは?みたいな。

自分が今その中にいると思うと、ここは困難に立ち向かう姿を見せるとこでしょ!って(笑)

悲劇のヒロイン的な役柄を演じてるみたいな感覚。

急に、非現実的な世界に入り込むと別の自分が生まれてくるのかな。

こんなことになるなんて、1ミリも思ったことなく生きてきたんだからさ。

 

こんな状況で不思議だよね。

ここでも、「困難があると燃える性格」が役に立っていたのかもしれません。

痛さはあったけど心はすでに、元気に退院してインタビューされてるシーンが浮かんでいました。

 

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